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きのう抱いたきみを僕はまだ知らない。

第2章 セミの音の色

れない。

きっと。
寂しいのかな、俺?
いや、多分そうじゃない。

午前中のラブホテル街を
とぼとぼ一人歩く。

蒸し暑い。
蝉の音。
じーじーじーじー

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