テキストサイズ

童話 クロニクル

第4章  眠り姫の癒やし効果

『今、エスパーって言おうとしたろ?』
シンデレラは思ったことをすぐ口に出すよね…

私はガックシといった感じで肩を落とす。
「最低ぇ…」

『ハッ 図星か!!』

は、鼻で笑いやがった!!!
シンデレラめ…
何が《図星》だよ!どうせ、図星だよ!
ふんだっ!いじけてやる!


シンデレラと眠り姫に背を向けた。

その時だった。
肩を鷲掴みして、くるっと私をシンデレラの正面にやる

『可愛くないな…?まぁそれもいいか!』
な、なな!
なんですとぉ!!

ボコッ!

思わず、シンデレラを殴った。


眠り姫は肩を震わせながら笑っている。
「あぁ、面白いか!!だろーね!
私にとっては、ストレスにしかなんないよ!」

半泣きで怒鳴る。
すると、2人は静かに ごめん… と謝った。

ふん!!素直になれ!!

「はぁ、まぁいいや…ねぇ戻るにはどう…『知るか!!』 『 知らないよ』 …あぁそうですか…」

絶望の奈落の底に落ちていく私の脳内。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ