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童話 クロニクル

第2章 猟銃を片手に…シンデレラ編

「…っ! 勝手に人を傷つけないで! 何自分が最強みたいな考え方と行動してんのよ! 止めなよ!」

い、言ってやった
でも、スッキリした心の中に、これからどうなるか不安があった。

『…うむ、見直したぞ。弱虫じゃないんだな。』
うっ、 急な言葉に、照れてしまう…

シンデレラは顔だけはきれいなんだから泣
「…言ったら、殺されるよね」
あっ心の声が…

『…殺されたいのか?』
ひぃぃ…!!
殺気を感じて、目をそらす。
今、怒ってるよねぇ…
半泣き状態で絶望的。
ぁあ!死ぬ!

パン! ぁぁあ!撃たれ…てない!?
じゃあ今のは?

『まぁ…シンデレラに眠り姫じゃありませんの?』
そこには、真っ白な上着を赤く染めた、赤頭巾だった。

生々しい血の上着に私は怖くて、開いていた手のひらを拳に変えた。

『シンデレラ、友人かい?』
眠り姫は苦笑しながら、言う。

シンデレラは、しばらく考えて、口を開いた。
『…赤頭巾か?』

疑問的で思い出すように、目を細めた。
『なっ失礼しちゃう!伝説を知らないの?』
むぅ、とほっぺを膨らます。
どこからどうみても、 殺人者のプリンセス。

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