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童話 クロニクル

第2章 猟銃を片手に…シンデレラ編

「星屑? なにそれ?」
思わず、声が出た。ヤバい、見つかる…
『ん?人間か、シンデレラ?かくまっているのか!!』
眠り姫が叫ぶと同時に、シンデレラは笑った。
『関係ないだろ?』
パン!
きゃああ!?
また撃ったぁ!


シンデレラは眠り姫が隠していた、果物ナイフを撃って、弾いた。

す、すごぃ!あれが撃てるなんて…。

『ほ・し・く・ず・おくれよ?』
ニタァと笑う、シンデレラ。
眠り姫はシンデレラに向かって睨み、そして、歯を食いしばった。
『私が死んでもやらんよ、お前にはね』
最後のあがきか?
シンデレラは、憎たらしいとでも言うように、眠り姫のピンク色の頬を叩いた。
痛そう…大丈夫かな?なんて私はのん気なんだろう と自分で思った。

「か、可哀想だよ…シンデレラ やめっ…」
私が言い終わる前に、シンデレラの持っている猟銃の銃口が向いてきた…

『あまり逆らうな…殺しかねんからな』
サラ と恐ろしいことを言ってのけるシンデレラに、少し呆れた。

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