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童話 クロニクル

第3章 瞬殺☆赤頭巾ちゃん

『絵本を読んで、私は殺人者となった。聞いたことナイ?』
首を傾げて、微笑んだ。

『うむ、あるぞ。瞬殺の殺人鬼。恨み妬み苦しみ、それらを詰め込んだような人間。赤頭巾。』

すると、シンデレラは細く微笑み、指を鳴らした。

『赤頭巾。いいこと考えたよ…勝負しようじゃないか?』

「勝負」
なにが始まるかは、予想は簡単。

赤頭巾は身震いして喜んだ。
『相手に…なってくださる? シンデレラ』

ニッと笑ったように見えたのは気のせいか。
ガチャン!!
考えている間にも、赤頭巾は両手に小型の銃を構える。

『シンデレラ、赤頭巾…?私はどうなるんだ?』
私も…と言ってる瞳を無視して、シンデレラは言った。

『赤頭巾。これは、殺し合いだ、手加減するなよ?私の力試しでもあるんだからな。』

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