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なつのおと

第2章 夏のはじまり




「いいですよ」


ああ、やっぱり。


………あれ?


「え?」


幻聴だったかな。


「良いですよ。まだ練習途中だったし。そこら辺に座って下さい」



うわ、超あっさりOKされた。


さっきまで緊張してたのが馬鹿みたいだ。

というか良いならそれっぽい表情してくれよ。


「あ、ありがとうございます!」


何敬語になってんの、俺。


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