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Uターンズ

第12章 快楽

葉子はうっとりと目を閉じた。

(私の中で感じて、興奮して……出してくれた)

(愛されて、愛されて…… 彼の赤ちゃんが私の身体の中にできるかもしれない)

まだ余韻の残る葉子の子宮は、きゅん…と震えた。

茂はぐったりと、隣に横たわっている。


「茂くん…… すっかり夕方になっちゃったね……」

窓から、部屋の中全体に染み込むように夕焼けの色が入ってきていた。

葉子は茂のそばに寄り、肩に顔を寄せた。

「ねぇ……疲れたでしょ?夜は私、茂くんをうんと気持ちよくさせてあげたいな…」

「ほんと?」

「うんとエッチなこと……しちゃうから」

「嬉しいなぁ…」

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