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裏・恋のハードル高し!!

第4章 カレカノ

そう言って『俺にしとけ』そう言えたら良いのに。
そう思いながら、違う言葉を吐き出した。



未来は唇を切っていて、でも目を潤ませる事もしていない気の強さに感服する。
ハンカチを出してミラの口元をそっと押さえる。

しかめっ面の未来は、いつもより弱々しく見え…何となく可愛かった。


女の顔なのに…
青あざ作るな…これ。


チカも、ミラの顔に一発で赤く腫れて唇まで切るほど強く殴らなくても良かったのに。


そう思うとミラがかわいそうに思える。


きっと…
今でも両想いなのに。

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