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裏・恋のハードル高し!!

第4章 カレカノ

申し訳なさそうに見つめてくるミラは…
中々の破壊力を持っている。



『可愛い』



俺の中のこの言葉は、ミラの為にあるんだと思うと笑える。


唇を切って、少し腫らしてる勇ましい女の子を、普通は可愛いなんて思わないんだろうけど。


弱ってるミラにつけ込む気はない。



相手はチカだから余計にそう思うんだ。



チカを関係なしで…好きになってもらいたい。
俺の願いはいつか叶うのだろうか。


揺れる車内の中、ミラを庇う様に乗った。

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