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裏・恋のハードル高し!!

第4章 カレカノ

未来を思わず殴った俺に『絶交』を言い渡して去って行った未来をただ見つめた。


タクが俺に視線を送ってるのは分かっていたけど、他のものを見たくなかった。


きっと…あの後、未来をしっかりフォローしてるんだと思うと、余計悔しくなる。


タクに…
俺は…

チャンスしか与えていない。



いつか…未来をタクに奪われる。



未来を繋ぎ止める純粋さは…もう俺には無い。
百合奈の事を知られずに、ちゃんと断る事ができたら…未来に…好きと言えたのに。


今更…俺から言えない。

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