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裏・恋のハードル高し!!

第1章 過去

「じゃ、看護婦さん。」


その言葉が凄く嬉しかった。

ミラちゃんが看護婦さんになるなら、もっと勉強してお医者さんになろうって思ったんだ。

家業が病院だから、ミラちゃんが看護婦さんになったら、もしかすると、俺のお嫁さんになってくれるかもって。


隣で少し悔しそうにしてるチカに、初めて勝った気がしたんだ。



そしてその日。

俺はチカに宣戦布告をした。



「俺、ミラちゃんが好きなんだ。」


「へぇ。」

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