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裏・恋のハードル高し!!

第10章 目覚め

ミラがかかってきた電話にキレて、携帯をスピーカーにすれば、相手がすぐに分かる。


彼女が彼氏に女の影が見えれば、疑いたくなる気持ちもわかるけど…


これはあの子の誤解の何物でも無い。


一方的に電話をして来て、話も噛み合わず電話が切られる。


間違いなく、チカの携帯から盗みみたんだろう。
『言わないで』
その言葉が何よりの証拠だ。


悔しそうに唇を噛むミラは声も出さずに涙を流すから、頭をポンポンとあやすが、辛そうな表情から相当なダメージだった事も分かる。



「だから絶交って手段になるんじゃん。」



ミラの言葉に、同意の他ない。

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