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裏・恋のハードル高し!!

第1章 過去

そんな恐怖に襲われながらの受験はマジでしんどかった。


滑り止めで私立には受かってたけど、私立に行ったらみんなとバラバラになるし…情けない事に未来が落ちればいいのにって思ってた。


8人で初詣に行って絵馬を書いても、みんなが「志望校合格」そう書いてたけど、俺だけ「可愛い彼女が出来ます様に」なんて書いたんだ。


未来の顔。

涙目で引きつってて…
ヤキモチ妬いてるって思うと、嬉しくてたまらなかった。


それでも、細やかな俺の幸せをタクは奪う。



「ミラ、りんご飴あったよ?」

「あ、じゃぁ買いに行く!!」

「俺も付き合うよ。」

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