刑事とJK~続編~
第11章 頼れるクレイジー野郎
『絶対に、殺しちゃだめだからね。約束だからね』
「わかったわかった、約束ね。でも爆弾からは離れないよ?」
『うん…花火職人にでもなったら?』
「ククッ、それも面白いかもねー」
小泉は歩きながら言った
『…何であたしを…助けてくれるの?』
ゆうひは、また最初の質問に戻った
小泉は振り向いて、ゆうひの顎をクイッと上げた
『…っ!!///』
「そんなに俺のこと知りたいなら教えてあげるよ?
ベッドの中でね」
『知りたいわけあるかああぁー!!!///』
ゆうひはブンブンと手を振った
「ククッ、そういえばその指輪どうしたの?
結婚でもした?」
『うう~悪いか!!』
「相手は斉藤?」
『文句ある!?』
「ちょっと悔しいけど…」
へ?
"悔しい"?
「人妻かぁー、それもなかなかそそるよね?」
『変態!!
どどど変態!!!!』
「変態だもん
あ、階段見つけた」
小泉はちらっと目線を向けて、階段があることをゆうひに示した
話の転換が上手いな、こいつ…
『ほんとだ…上行くの?』
「そのためにここまで来たんだからね」
真っ暗な階段を
上がって行った