刑事とJK~続編~
第14章 ありがとう
「斉藤!!それほんとか!?」
「うおー、おめでとう!!」
刑事科の面々は、斉藤たちの仕事部屋に押しかけてきた
「おい、シゲ…」
「いや~僕も嬉しくってついつい言い触らしちゃいました」
ついついじゃねぇよ!!
…でも、こんだけ自分のことを祝ってくれる奴らがいるってのは
素直に嬉しいもんだ
そこへ藤野が話し掛けてきた
「斉藤、今夜飲もう!!」
「いやでも、ゆうひ待ってんだろうし…」
「かあ~、奥さんにべったりだな、お前は!!」
おめぇに言われたくねぇよ!!
すると南が話に入ってきた
「性別は?」
「まだわかんねぇとさ」
「どっちがいい?」
「あー…生まれてくれたら、どっちでもいいわ」
ほんと、それだけだ…
「どっちが生まれてきても、ゆうひちゃん似の子がいいなぁ」
「そうっすね。先輩似だと、お子さんが可哀相っすよね」
「どういう意味だ、てめぇら…?」
「あ、仕事の続き残ってた」
「俺も!!」
「じゃあな、斉藤」
皆早々と退出していった
…あいつら本当に祝ってくれてんのか…?