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刑事とJK~続編~

第14章 ありがとう


――――――――――



『斉藤、おかえり』


「ただいま」



ゆうひはいつもの通り、鞄を預かろうとした





「いいっていいって、そんなことさせらんねぇよ」


と、斉藤は鞄を渡そうとしなかった



『まだまだ余裕で動けるんですけど?』


少しムッとした顔をしたので、斉藤は仕方なく鞄を渡した












ゆうひが机に料理を並べていると
斉藤は後ろからそっと抱きしめた



『どーしたぁ?』



「別に…」



ゆうひの肩に、斉藤は顔を埋める


ゆうひはその上にコテッと頭を傾けた



『準備してんだけど?』




「…うん」



はい来ましたー!!

お久しぶりですね
斉藤の甘えモードォ!!///




『どうしたの?///』



あたしもほんと弱いねー





すると斉藤は、ゆうひのお腹をゆっくり撫でた




「…大きくなんねぇなぁ」




『昨日の今日じゃん。
逆に、目でわかるほど大きくなってたら怖いわ』




「そっか…」




『そう』




斉藤はゆうひの頬にキスして、席に座った




「腹減ったーっ」



『はいはい///』






そのうち、このテーブルに着く家族が
一人増えるんだ…



そう思うと、今からワクワクしてしまうなぁ





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