刑事とJK~続編~
第17章 トレジャーハンター
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何はともあれ、これであらかた片付いた
さあ、お待ちかねの徳川埋蔵金
果たして中には何が入っているのか…
「…よし、開けるぞ?」
「うん♪」
藤野は唾を飲んで、蓋を開けた
「…」
「…」
「…」
「…」
『……、からっぽ?』
蓋を開けると、そこにはぽっかり空いた穴
底も見えてしまっていて、埋蔵金の"ま"の字もない
「な、んだとー!!?」
「からっぽー♪」
「ジジイどういうこった!!?
何もねぇじゃねぇか!!!」
「…そのようだな」
源十郎は溜め息をつくとさっさと家の中に入ってしまった
「あのジジイ逃げやがったー!!!」
『うーん…残念だね
まぁ楽しかったしいいんじゃない?』
「よくねぇし!!」
「こういうこともあるさ…」
「ねぇ!!
あ゙ーすっげぇ腹立つ!!
帰る!!」
『え、待ってよ斉藤…!!』