刑事とJK~続編~
第18章 刑事危機
斉藤はゆうひの髪を上げ、見えた耳にキスをする
『だっ…から、耳はダメ…///』
「ダメじゃない///」
ペロペロと舐めてくる舌
もう我慢するので精一杯だ
『ぅ…ふぅ…///』
斉藤は耳から離れた
『?///』
体を下にずらし、ゆうひのお腹に顔をくっつけた
『…斉藤?///』
「…だめな父ちゃんで…ごめんなぁ…」
『だめじゃないよ
かっこいいお父さんだよ?』
「…ありがとう」
ゆうひは優しく、斉藤を抱きしめた
―――――――――――
「まずは、この写真の撮影場所だな」
南は写真を机に並べた
「吉川、場所を特定できるか?」
「あいあい、任せな。
これくらいお手の物っ」
吉川は写真を手に取った
「この写真、"スナック桃枝"って看板が写ってますよ?」
「"スナック桃枝"って、確か東区に無かったか?」
「はいはい、スナック桃枝…ねー…」
吉川はパチパチッとキーボードを打った
「ここかな」
パソコンの画面上には地図
続いて吉川はマウスを操作して、何やらよくわからない分析図を出した
「ほーう…どうやら犯人さんは、スナック桃枝の向かいにある、古いビジネスホテルの2階からこの写真を撮ったみたいだな」
「その撮った写真に、怪しい男と斉藤を合成させたのか…」
「多分な」