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刑事とJK~続編~

第20章 篭城突入策

『嘘だ…』


何で小泉がアミューズメントパークにいるの…?


まさか…まさか、さっきの爆発も

あんたがやったの…?



『…』


ゆうひはテレビを消すと、着替え始めた


適当にありものを口に放り込み、急いで出かけた




ふたつ…知りたいことがある


ひとつは、さっきの爆発は誰の仕業なのか


もうひとつは…


あたしにとっての小泉とは



一体何なのか…





―――――――――――






「着いた」


斉藤、南、藤野、吉川はアミューズメントパーク付近へ到着した


パークは未だ閉ざされたままだが、さっきまでと打って変わって、ギャラリーと警官の人数が明らかに増えている



「かなりの大事だな」


藤野はやれやれといった感じで、自分の顎を撫でた



そこへ、1人の警官が4人のもとへ走ってきた


「もしかして、刑事科の皆さんですか!?
私は警察科の者で、とりあえずこの場を取り仕切らせていただいてます」


「ご苦労様です
今はどういう状況ですか?」


南はちらっとパークに目線をやる



「ご存知でしょうが、今は何とかして建物の中に入る手段を探っています。
しかし、さっきのように爆発に巻き込まれる危険性もあるので、迂闊には近寄れません…」



「確かに…人命最優先だからな…」



皆考え込んでしまった




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