刑事とJK~続編~
第20章 篭城突入策
「―――…マジで言ってんのか、長谷川さん?」
「ああ、俺は冗談は言わない。行け」
「…」
斉藤は走ってどこかへ行ってしまった
「刑部科…室長さん?」
「何だ?」
長谷川は田巻を哀れんだ目で見た
「あんた、この仕事向いてないよ」
「それはどうも」
―――――
ドォーン!!
ドドォーン!!
アミューズメントパークの中にいる犯人たちは、地響きがしてることに気づいた
「何だこれは…!?(英語)」
「外を見てみろ!!」
窓から下を覗くと、爆弾処理班がダイナマイトを使って扉を壊そうとしている
「に…日本の犬どもめぇ!!」
―――――
爆弾処理班の攻撃は休まることがない
しかし、出来たばかりの、しかもかなり強度を持ったパークの扉はなかなか壊れそうにない
「ダイナマイト、点火…!!」
チュンッ
と細い音とともに、処理班の一人が倒れた
「ぐあああ!!!」
「なっ…!!」
班員が上を見上げると、覆面で顔を隠した犯人たちが銃を構えていた
「ま、まずい…!!
一旦引き上げろー!!!」
爆弾処理班長の呼びかけで、処理班は撤退を開始した
しかし、逃げる間も銃の餌食になり…
安全な場所へ避難出来た頃には、3割ほどの班員が負傷していた
「厄介だな…」
田巻は歩いてこっちへやってきた
「田巻室長…!!
どうしましょうか…」
「自分の身は自分で守れ
とにかく、あの扉を破るんだ」
「…は…はい…」