刑事とJK~続編~
第26章 全ては復讐のために
「そういえば…鍵あったのに…。犯人が首に提げてたよ?」
そう、確かに鍵が見えた
あの扉の鍵穴と、太さも同じくらいだろう鍵が…
「後で取れる」
斉藤のそっけない返事
クク…笑えるね
日本の命運より
俺の命を優先したわけ?
こんな
ちっぽけな
俺なんかの命、ひとつと?
ほんとに、笑えるね
「…小さい時から…、花火が好きだった…」
突然何を言い出すのかと
ゆうひも斉藤も目を大きく開いた
「…何に魅せられたのか…、とにかく花火が…好きだった…」
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