刑事とJK~続編~
第32章 愛しい未来たち
ゆうひは大志を自分の膝に乗せた
「オレも」
『さすがに無理』
ちぇっと残念がる斉藤の横で、ゆうひは大志に言った
『大志、この公園はね…お母さんとお父さんが初めて出会ったところなんだよ?』
「…」
大志は口をポカンと開けている
『大志にはちょっと難しいかな?』
すると大志は首をプルプルと横に振った
ゆうひはニコッと笑い、大志の頭を撫でてやった
「おしぇて」
『うん、わかった』
ゆうひは大志を、自分と斉藤の間に座らせた
『あのね、小さいワンワンがいてね…――――』