刑事とJK~続編~
第6章 どうする飛鳥…!!
「ごめんよ飛鳥…
あの時は俺、どうかしてたよ」
清隆は、助けを求めるような目を飛鳥に向ける
「今も充分どうかしてる!!
何なの?
あの女とは、上手くいってないとか?」
飛鳥は笑い混じりで吐き出すように言った
「あの子とは、だいぶ前に別れた…」
「で、何よ。
あたしにどうしろって言うのよ?」
「俺たち、やり直さない…?」
「…」
「俺、わかったんだ
やっぱり俺には、飛鳥しかいないって…
飛鳥がいつも、俺のために一生懸命になってくれたことが、
どれだけ幸せで、励みになったことか…」
「そうだよ
あたしは清隆に、時間もお金も愛情も全部捧げたよ?
…それを最初に突っぱねたのは清隆じゃんか!!」
飛鳥は、自分の取り乱し様を気にかける暇がないほど怒っていた
「だから、さぁ…
また一緒にいようよ。
一緒に…いてよ」
「うるさい!!
もう顔も見たくない!!」
飛鳥は服を乱暴に置いて、早足で立ち去った
「…飛鳥…」
清隆も、仕方なく引き返した