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刑事とJK~続編~

第7章 敵に塩を送る




「――――…へぇ…元カレねぇ」



南は斉藤に事情を全て話した



「ほんと…どうしたもんだか…」



南は手すりに腕を置いて、辺りを一望した



「おめぇは、飛鳥にどうして欲しいんだよ?」




「…わからん」




「飛鳥が、その元カレ君と寄りを戻していいのか?」



「飛鳥が俺よりあいつを好きなら、…それでいい」



南は俯いて、続けた



「俺が飛鳥を好きなだけじゃ…どうにもならないからな…」



「…欲があんのかねぇのか、よくわかんねぇ奴だな、おめぇ」


斉藤も手すりに腕を置いた




「…さっさと、ヤっときゃ良かった…」



「やっぱり俗だな」



斉藤は苦笑した




「会える時間が…少な過ぎたよ。
機会も逃してばっかだったし」


「…もっぺん会って、ちゃんと喋った方がいいんじゃねぇか?」



「いや…もういい
…時間取って悪かったな」




南は斉藤を見ずに、階段を下りていった





「…」






斉藤も続くようにして階段を下りていった



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