
刑事とJK‡番外編‡
第22章 刑事とBG
「なんだって…!?」
祐司たちは窓の外を見た
いつの間にか大雨が降っている
さっきまでは晴れていたのに…
「道が塞がってしまっては仕方ありませんね…
今日はこちらで一泊するしかないでしょう」
窓の外を見つめながら、圭吾が言った
「部屋はありますので、皆様ご自由にお使いください。夕食の準備してきますね」
メイドは頭を下げて部屋を出て行った
「死体と一晩過ごすのかよ~」
護は眉間にシワを寄せた
それに気づき、ゆうひは急に不安になった
『ど、どうしよぅ斉藤…また、ゆ、幽霊出たら…あたし…怖いよぉ』
「心配すんな。俺がそばにいっから」
余計なこと言うんじゃねぇよ、と斉藤は護を睨んだ
「護、お客様を不安にさせてどうする」
圭吾も護を叱る
シュン…となる護
ボディーガードはどんな時も冷静でいなければいけない
お客様を不安にさせてはいけないのだ
「んじゃあ、ひとまず休憩すっか」
斉藤は背伸びをした
「行くぞ、ゆうひ」
斉藤はゆうひを連れて部屋を出て行った
部屋に残った3人
「俺たちはまだ任務中だ。屋敷内の警備を続けてくれ」
圭吾は祐司と護に指示を出した
