
刑事とJK‡番外編‡
第23章 刑事とBG~Ⅱ~
痺れるような快感が、全身を走った
「…もう濡れてますよ」
低い声で囁く圭吾
沙也加の目はトロンとなり、自ら敏感な部分を圭吾の足に擦り付けた
「もっと…して…」
「正直な人は好きですよ」
圭吾はクスッと笑い、再び深く口づけた
――――――
事が終わった後、沙也加はベッドに横たわったまま口を開いた
「見かけによらず激しくて良かったわ」
「あなたがそうさせたんですよ」
圭吾は微笑した
「…いいわ。教えてあげる」
沙也加は、長い髪をかき上げた
「あなたの言う通り、団蔵とはお金目当てで結婚したわ。あたし、キャバ嬢だったの。団蔵に気に入られて、この家に入ったわ」
「そうですか…」
「だけど、団蔵はジジイのくせに、毎日女をとっかえひっかえ…昨日のパーティーの時だって、あたし見たのよ。客間に、団蔵と息子の聡が入っていくのを」
「聡さんが?」
「彼はすぐに出て来たけど、女を用意してたみたい。聞きたくもない声が聞こえたからね」
「なるほど…」
「あたしが思うに…犯人は聡よ。何億という借金があるみたいだし…」
「そうですか…ご協力ありがとうございます」
圭吾はメガネをクイッと上げた
「ねぇ…また会える?」
「あなたが望むなら」
そう言って圭吾は、沙也加の唇に優しくキスをした
自分の名刺を、沙也加の胸の谷間に挟んで、部屋を後にした
