
刑事とJK‡番外編‡
第23章 刑事とBG~Ⅱ~
「おい、圭吾~どこ行ってたんだよ~」
扉を開けると、護がイライラした口調で話しかけてきた
「待たせて悪いな」
そう言って圭吾は、懐からタバコを取り出した
「あ」
いつも吸わないやつが、珍しく吸おうとしている…
「圭吾先輩、任務中はタバコ吸ってはいけないんですよね?」
祐司が少しムスッとしたまま聞くと、
「今だけ特別許可する」
圭吾はクスッと微笑した
「圭吾…まさかお前やっちゃったわけ?」
よく見れば胸のボタンが2つ外れている
普段タバコを吸わない圭吾が、タバコを吸うときは必ず女とやった後なのを、護は知っていた
「あ~もう、何やってんだよ、こんな時に」
護はドカッとソファにもたれた
「俺は寝る」
そう言った瞬間、護は深い眠りに落ちていった
「はや…」
祐司は隣で呆れかえった
「祐司君も、寝ていいよ」
「じゃあ、一本吸ってから」
こうして、それぞれの夜は過ぎていった
