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刑事とJK‡番外編‡

第23章 刑事とBG~Ⅱ~


屋敷の外へ出ると、圭吾は斉藤に話し掛けた



「犯人はおそらく…聡でしょう」


「なんでんなことわかんだよ」

「沙也加に聞きました、聡には何億という借金がある。
そのために、団蔵に女を紹介してた…遺産を独り占めするために。
だけどおそらくトラブルがあったんでしょう…」


「それで殺したってか…」


圭吾は頷いた



「…たく、いつの間に、んなこと調べたんだよ」


「沙也加を口説きました」


圭吾は微笑した


すると独特の羽音と共に、一機のヘリコプターがゆっくり近づいてきた


プロペラが作る気流で土煙が発生する

周りにその土煙を巻き上げつつ、着陸した



「せんぱ~い!!」


ヘリコプターからは数人の検察官と一緒にシゲが下りてきた



「シゲ、ご苦労さん」



「いえいえ、先輩に呼ばれたならばたとえ火の中水の中…!!」

「へーぇ、火の中?」


「あ、ちょっと言い過ぎました」



斉藤とシゲが喋っているところへ、圭吾が入ってきた



「捜査、ご苦労様です」



「あ、いえ…失礼ですが、あなたは…?」



「こいつは今回のパーティーで雇われたボディーガードだ」



圭吾が自分から名乗る前に、斉藤が言った



「ええ、とりあえず中に入りましょう」


圭吾は微笑すると、屋敷内に入って行った




「…」


「どうした、シゲ?」


「え?あ…
あの人、どっかで見たことあるような…」


「あのメガネか?
気のせいだろ」




シゲは首を傾げながら、斉藤と共に屋敷へ足を進めた




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