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刑事とJK‡番外編‡

第23章 刑事とBG~Ⅱ~




斉藤とシゲは団蔵の遺体が置いてある部屋に入った



「…」



団蔵の遺体の前で、シゲは手を合わせた



「誕生パーティーで殺されるだなんて…災難っすね」



「まぁな、さてと…」



斉藤は遺体の前にしゃがんだ




「シゲ、鑑識に回して、毒物の成分やらなんやらとをやっといてくれ」



「ずいぶん適当っすね」




「オレは他のことで忙しいんでね」




その場はシゲに任せ、斉藤はある場所へ向かった












「いたいた、原黒…聡さん?」


「え…はい?」




聡はグラスにワインを注いでいた手を止めた


ボトルをテーブルに置くと、体を斉藤の方へ向ける




「刑事さん…なんでしょうか?」



「ちょっとお話がー…
あるんですが」




「事情聴取なら、もう済んだじゃありませんか」




「まぁそうおっしゃらずに。
どうっすか?
2階の部屋でも結構ですが、この場ででもいいっすよ?」




「…なら、この場で…
ワインが飲みたいので…」




注ぎかけのグラスにもう少しワインを足すと、一口飲んだ





「刑事さんもどうですか?」





「いやオレは…
朝からは飲まねぇんす」





「そうですか…」





聡はもう一口、口に含んだ






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