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刑事とJK‡番外編‡

第8章 小川のそれから


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すべて掃除し終え、俺と丹羽は帰る準備をしだした



『すっかり遅くなったー』



「そだな、帰れる?」



『余裕っ』



「そっか…」



若干期待してた自分が恥ずかしい



『じゃあバイバイ、また明日!!』




「丹羽、待って!!」




教室から出ていこうとする丹羽を、俺は呼び止めた



丹羽は『何?』と笑顔で振り向く




「あの…さ…」




しまった


特に何も考えてなかった…



「俺…」




当たって



砕けよう





「俺…丹羽のこと…好き…だ…///」





『え…』







頼む…



ズバッとフってくれ






『あたしも好きだよ』





「え?????」





自分の目が点になるのがわかった





まさか



こんな答が返ってくるとは…




「ほ、ほんとに…?」




『うん、だって小川君優しいもん』




「……」




そういう意味での、好き?



「…ありがと…」






『うん』






「…彼氏さんは、好き?」






『大好き///』



丹羽の顔が赤くなった





「…そう、だよなっ」




俺は無理矢理笑顔を作った




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