
刑事とJK‡番外編‡
第16章 佳奈の奮闘記
ほっとく、なんて
あたしの性格じゃ無理だな
「うん、普通にいい子だもん」
「へーえ…」
聞くのは怖かったが、つい聞きたい気持ちが勝ってしまった
「もしかして、小川君、ゆうひちゃんのこと好きなのー?」
あたしはいかにも小川君には興味ないですよ
といった感じで言った
「別に、普通ー」
小川君は、照れたり慌てたりするそぶりは全く見せなかった
あたしは少し安心した
「じゃあさ、小川君のタイプってどんな子?」
調子に乗って、質問してしまった
「俺?
明るい子がいいーっ」
「へー」
あたしは、明るい子かなぁ…?
「丹羽も、もったいねぇよな。もっと皆と打ち解けたらモテるかも(笑)」
ドキッとした
それって、やっぱり小川君もゆうひちゃんを可愛いって思ってるってことだよね…?
「わかるわかる、ゆうひちゃん明るかったらモテそう!!」
そんなの…やだ
