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授業が終わって、皆バラバラと帰り出したとき



ゆうひちゃんが携帯を見ていた



なんか、すっごい嬉しそうな顔…




「彼氏？」



『ちがーう!!』



「違うの？」



『ち、がうの、彼氏じゃないの…』




ゆうひちゃん顔真っ赤



彼氏じゃなくても、好きな人なんだな…




「いいなっ」



『へ!?』




「なんでもなーいよ」






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それから、夏休みが終わった



ほんとに一瞬の夏休みだった




でも、これからの楽しみは体育祭



練習とか、皆でワイワイ出来るから好き






「お、福田ぁ、俺らダンスペアだぞ!!」


「しゃーないから踊ってやる」


ラッキーなことに、ペアダンスの相手は小川君だった


ますます、楽しみになった




「これ、いつ手ぇ出すんだ？」


「３の時に、上、右、下」



「あ、こうか!!」



「そうそう、それ!!」




小川君の無邪気な笑顔に




ますます取り込まれる…