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刑事とJK‡番外編‡

第16章 佳奈の奮闘記


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体育祭の集団演技が、終わった



全て出しきった



その爽快感に満たされながら、小川君とハイタッチ





「福田、お疲れ!!」



「小川君も、お疲れ!!」







――――決めた






あたし、あんたに思いをぶつける…







好き





って、言う









―――――――――――





その日の放課後


小川君をこっそり呼び出して



「小川君のこと好き…///
付き合ってください///」



って、告白した





向こうは思ってもみなかったようで、すごく驚いた顔をしている




「…俺は…///」




小川君は俯いた




「…ごめん…」





それと同時に、あたしの中で何かが崩れた





「あ、あたしこそ、ごめん…
あははっ、あたし何言ってんだろ…?」




「…俺、好きな奴、今はいないから…。
どうせ付き合うなら…福田を好きにならなきゃ、お前に悪いだろ…?」



「んじゃあ…あたしのこと、嫌いか…」




「嫌いじゃないって…!!
好きだけど…友達としてっていうか…」




あたしは首を横に振った



「…ありがとう…ちゃんと考えてくれて…
それだけだから…」





あたしは小さくバイバイと言って



家に帰った






その日の夜は、ずっと泣いていた






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