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刑事とJK‡番外編‡

第16章 佳奈の奮闘記


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肝試しが終わり、また、普通に学校…



あたしの中の"小川君"って楽しみは無くなった




すごく、退屈…





楽しみが無くなって数日後のことだった



クラスではこんな噂が流れた




"小川、丹羽のことが好きなんだって"




だってさ





「…何それ?」



「なんでもさぁ、
この前の環境委員での掃除の時に、小川君がゆうひちゃんに告ってんの見た子がいるらしいよ」



友達が言った





小川君が…告った?



ゆうひちゃんに?






あたしが小川君に告白して、まだ2、3日しか経ってないじゃん…



しかも、その時は好きな子はいないって言ってたじゃん…




あたし、


嘘…つかれたの…?








サイアク















「福田、おはよ」



小川君は、まだあたしに普通に話しかけてくれる



そこは、いい人…




だけどね




正直、あたし、あんたに、腹立ってる




「…」




あたしは、小川君を無視した




「???
福田、おはよー…」



「うっさい、しね!!!」





つい、口が滑ってしまった




あたしって最低…






「何怒ってんだよ?」



小川君は笑って言ってくれた



嬉しいけど、逆にムカつく





「何もないし!!!」




「???」




授業が始まったので、小川君は前を向いた





ほんと…もう話しかけないでほしい





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