テキストサイズ

刑事とJK‡番外編‡

第22章 刑事とBG

――――


『あ~ほっぺ落ちる~///』


ゆうひは目の前に並ぶ料理を口にして、大満足のようだ


「お、まあまあうめぇな」


斉藤も気に入ったようだ



「お気に召しましたかなぁ、ゆうひちゃんっ」

その声に、ゆうひは振り返った

『あ、里沙ちゃん!!』


ゆうひに声をかけたのは、榊原里沙(さかきばらりさ)という女の子だった


今日、ゆうひとついでに斉藤とを招待したのは彼女だった


『里沙ちゃんありがとう、もう料理がおいしすぎておいしすぎて…///』


「喜んでもらえたら嬉しいよ。うちで雇ってるコックが丹精込めて作った料理だからね
…あ、もしかしてそっちの人が…」


と、里沙は斉藤を見た


「?」


「ゆうひちゃんの彼~?///」


『あ、うん。顔怖くてごめんね』

「おめぇが言うな」



すると里沙はゆうひを引っ張って、ごしょごしょと話した


「まじイケメン、羨ましい///」

『え、そんなこと言われたら照れる…///』


「ふふっ、ゆうひちゃんが彼氏べったりなのもわかる気がするよ~」


『べ…べったりじゃないよ!!///』


「照れるな照れるな(笑)
じゃああたし、お母さんに呼ばれてるから…また後でねっ」


里沙はゆうひに軽く手を振り、行ってしまった




「…金持ちのお嬢さんって感じにゃ見えねぇな」


斉藤はシャンパンを口にしながら言った


『うん、性格めちゃくちゃいい子なんだよ?』


と、その時一人の男が目に入った


『あ…///』


「あ?」



ゆうひ何見て……って、さっきのボディーガードじゃねぇかよ


『警備の仕事なんて…大変だろうね』


「大したことねぇよ、あんなもん。ただの気休めだ」



『そんなことないと思うよ?』


「ある」



ってかおめぇ、何でそんな…ぽわわ~んって目ぇしてんだよ



斉藤はズイッと出てゆうひの視界を妨げた



『…』


「…」


おもっきし睨まれた…


ストーリーメニュー

TOPTOPへ