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君が欲しい

第10章 君の涙

君のマンションまであっという間に辿り着いた。


「親父の店にもレコードプレイヤーあったと思う。
最近使ってないけど、聴けるようにしておくよ。
ピアノもあるし、暇な時コーヒーでも飲みにきてよ。」


「うん、絶対行く。」


「じゃ、また。」


「南君…なんでさっき…」


「えっ?」


「やっぱりいい。
送ってくれてありがとう。」


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