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君が欲しい

第13章 新しい音

君と駅で待ち合わせをしていた。


仲村に見つかったらややこしくなりそうで、
僕は帽子と眼鏡で誤魔化していた。


君は長い髪を少し高い位置で一つに束ねて、
少し肩の開いた白のふんわりとしたカットソーとデニムのショートパンツを履いていた。

白いサンダルから出ている指にはピンクのペディキュアがされていた。


今日はちょっとカジュアルでキュートな演出だ。


ダメだ…生足に鼻血が出そうだ。


なるべく足は見ないようにしないと。


禁欲生活が長いせいか、このぐらいで過剰反応する。


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