テキストサイズ

君が欲しい

第13章 新しい音

ヒップホップのグループが終わって、ステージを離れた。


一度店内は静かになったが、休憩なのか、スローな曲が流れた。


ホールではカップルがチラホラ踊っている。


「ねぇ、なんてバンド?」


「なんだっけなあ?」


前に貰った紙を見た。


「ああ、DERUTA。」


「どんな感じなんだろうね。」


「うん、全く分からない。」


マジで全然想像できなかった。


僕はジャズしか弾かないし、ロックのキーボードとかだったら、絶対ごめんだ。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ