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君が欲しい

第14章 君がいた夏

最後に下唇を味わって離すとぷるんと君の唇がした。


君は目を潤ませ、頬を赤らめて僕を見つめた。


少し開いたままの口元はまた食べてしまいたいほど色っぽい。


もうダメだ、これだけじゃ足りない。


そう思ったら…


「南君…今だけ…良い人じゃなくてもいいよ」


聞いた事もない程、甘い声で君は言った。


まじで?まじで言ってんの!?


君からのGOサインをもらったら、いくしかないでしょ。

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