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君が欲しい

第14章 君がいた夏

「どうしたの?ってかなんで家分かったの?」


「そんなのお店やってたら簡単に調べられますよ」


参りました。


「あのさ、ここ店だし、お客さんいるから」


何とか追い返したい。


それで君と続きがしたい。


「じゃ、お二階に~」


「ダメ~っ!マジでダメだから」


親父が吹いた。


「誰か居るんですか?」


「そう、だから今無理だから」


「彼女さん?」


「いや、違うけど」


「じゃあ、気にしないし」


はあ?


「いや、困るから」

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