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君が欲しい

第19章 微妙

僕達は珍しく、リビングで勉強していた。


数学をやってると、君は僕の手をじっと見ていた。


「南君って数学得意?」


「いや、普通」


「普通にしては問題解くの早いね」


「そうかな」


僕は得意な教科なんて音楽以外ない。


他はみんな普通だ。


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