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君が欲しい

第22章 君の変化

「じゃあ、僕からも」


僕は抱きしめていた腕を解いて、
ポケットから君へのプレゼントを渡した。


「何?」


「大したもんじゃないけど、開けてみて」


君は好奇心いっぱいの目で小さな袋を開けた。


「潤平…これ…鍵?」


「そう、うちの鍵」


僕はピアノのモチーフに小さなストーンが沢山付いているキーホルダーに、うちの鍵を付けて君に贈った。


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