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君が欲しい

第22章 君の変化

しばらく君を抱きしめていた。


「潤平…」


君に呼ばれて我に返り、手を解いた。


「ごめん…」


僕はちょっと反省。


「謝らないで。クリスマスなんでしょ」


「そうだね」


振り返った君は、柔らかい笑顔だった。


「おやすみなさい」


「うん、おやすみ」


もう一度挨拶をしなおして、君はマンションの中に入って行った。


ねえ?今好きって言ったら答えてくれる?


君の心の変化を僕は感じ取っていた。


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