テキストサイズ

君が欲しい

第24章 今じゃない

「明太子、冷蔵庫入れるね」


「よろしく」


君は持ってきたお土産をテキパキと仕分けし始めた。


そんな姿も愛おしく感じた。


君は冷蔵庫を覗き込み、振り返った。


「潤平、何にもない。買い物行こ」


「えっあっ、そうだね」


確かにここに居ても親父がいるし、
外の方が話せるかと思った。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ