テキストサイズ

君が欲しい

第25章 不覚にも

「い…じゅん…ぺい…潤平…」


君の声が聞こえる。

夢か?


「潤平、起きて!」


夢じゃない。


「どうしたの?洋服のまま寝ちゃったの?」


「ずっと寝てたの?」


「えっ?今何時?」


「午後の2時だよ」

「今来たの?」


「うん。今日一緒に別のライブ行こうって言ってたじゃない」


ああ、そうだった。DERUTAの莉緒が色んな音聞けって言ってたから、行こうと思ったんだ。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ