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君が欲しい

第6章 夢のような時間

ドリンクを頼み、空いている一番前のテーブル席に座った。


親父達がしばらくすると小さなステージに出てきた。


「ねぇ、お父さんはどの人?」


「ほら、帽子被ってる…ピアノだよ。」


「若い!それに雰囲気があって素敵な人。」


「ああ、結構自慢の親父かな。親父らしくないとこがね。」


君が親父を褒めるのは不思議と妬けないで、逆に嬉しかった。


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