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君が欲しい

第6章 夢のような時間

「今、私凄く興奮してる!」


君は見たこともないほど生き生きした顔をしていた。


「気に入ってくれて良かった。」


君のこんな顔、仲村は知らないだろう。

僕はちょっと仲村より優位になった気がした。


店内がまた暗くなる。


ステージに麗花と親父のバンドが上がってきた。


麗花はジャズシンガーだ。


赤いドレスはまるで薔薇のようで今日も美しい。


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