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君が欲しい

第10章 君の涙

「聴きたい?」


「うん!」


「じゃ、これから俺んちに行く?」


「いいの?」


「別に用ないし、いいよ。」


「じゃ、お邪魔させてもらう。」


「バスもう来るから出よう。」


「うん。」


君は凄く嬉しそうだから、僕も嬉しくなった。


しかし、よく考えるとなんだか凄い事なんじゃないか?


随分会えなかったのに久々会って、いきなり俺んちかよ。


自分が抑えられるか心配になった。


君は全く僕を警戒する様子がなく無邪気だった。


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