テキストサイズ

君が欲しい

第10章 君の涙

玄関を開けて、君が入る。


僕は玄関をパタンと閉めた。


この空間に君と二人きりだと思うと、蒸し暑い部屋の中、余計汗が出た。


「そこ座ってて。」


リビングに通し君をソファーに座らせた。


親父と二人暮らしだから男臭いかもしれない。


僕は部屋中の窓を開けた。


わりと風はあって気持ち良い風が吹いた。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ