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鬼畜の復讐2

第16章 衝撃


「(拓真が目覚めていたなんて…どうすれば…私はどうすればいいの…とにかくリハビリ施設に…三田真由子って人に会わなければ…」

あゆみはまさかの事に混乱しながらも、真由子の話を聞くために、リハビリ施設へ向かう。

病院で聞いた話しでは、植物状態だった拓真は途中、母親が自殺し、妹の麗子が行方不明になり、看護師の三田真由子が拓真に付き添い、意識不明から、およそ四年、突然意識が戻ったという。
精密検査も異常はなく、四年間寝たきり状態だったために身体が動かず、三田真由子とともにリハビリ施設に入ったという。

あゆみは、拓真が目覚める筈がないと思っていた。
「(拓真は死んだものだと思うようにしたのに…)」

リハビリ施設へ到着したあゆみ。

「(ここに…拓真が…)」
正直、あゆみは拓真に会いたくなかった。
会うのが怖いのだ。

ひとまず、真由子に会い、拓真がどうしているのか、聞くことにした。

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